沖縄考古学会公式ホームページ

沖縄考古学会の公式ホームページです。沖縄で考古学研究を行う団体です。

TEL.(098)895-8276・8270
沖縄県 西原町 字千原1番地
琉球大学法文学部考古学研究室

ニュース

『九州旧石器』第25号刊行のお知らせ

『九州旧石器』第25号が刊行されました。今号では第47回九州旧石器文化研究会(宮崎大会)「九州における石製狩猟具研究の新展開」の発表予稿をはじめとする多数の論考が掲載されておりますので、ぜひご高覧くださいますようお願いします。

  • 価格:1部3,000円(2021年内に限り送料無料)
  • 連絡先:palaeolithickyushu2018@gmail.com(第47 回九州旧石器文化研究会宮崎大会事務局)
  • 目次等:www.hakatanntoropusu.com/bakkunannbapage.html#25(ページ最下部に掲載)

沖縄考古学会11月定例会のお知らせ

2021年度11月の定例研究会を下記の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2021(令和3)年11月19日(金)午後7:00~
場所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室
タイトル:「戦争遺跡を科学する-USSエモンズと日本軍特攻機の戦闘-」
発表者:片桐千亜紀(沖縄県立埋蔵文化財センター)
参加費:無料(別途資料代として100円)
開催にあたっては、「新型コロナウイルス感染症にかかる沖縄県主催イベント等実施ガイドライン」に基づき、以下の対策を講じます。当日は体調不良な方、過去14日以内に感染拡大地域に訪問歴がある方は、参加をご遠慮ください。
・入場時の消毒と体温測定 ・座席の間隔確保 ・換気と消毒の徹底
・マイクによる接触感染等を防ぐため質疑応答は実施しない
・感染者発生時に備えた名簿作成の協力依頼(氏名・連絡先)
定例会終了後、役員会を開催します。役員の皆様はご参加のほど宜しくお願いします。
お問合せ先
沖縄県中頭郡西原町字上原193-7
沖縄県立埋蔵文化財センター内
担当 亀島慎吾 具志堅清大 吉田健太
電 話:098-835-8752
Email:gshkense@pref.okinawa.lg.jp (具志堅)

沖縄考古学会HP:http://nanto-ko-ko.org

【応募多数のため打ち切りました】『南島考古』41号の原稿募集について

沖縄考古学会では、2022年度刊行予定の『南島考古』第41号の原稿を募集します。今号は先日ご逝去された元沖縄考古学会長の嵩元政秀氏の追悼号とし、前号同様の自由テーマ枠に加えて、氏の生前のご功績を鑑み、グスクについて特集頁を用意し、追悼号を特集と一般の2本立てとします。

これまでどおり多くのテーマに関する論文はもちろんのこと、グスクに関する研究を行っている方はぜひご投稿いただきますようお願いします。

  • エントリー期間:令和4(2022)年1月末まで(応募多数につき打ち切りました)
  • 原稿〆切:令和4年(2022)3月末まで
  • 連絡先:南島考古編集部会 <nantokoko.hensyu@gmail.com>

※エントリーに当たっては、タイトル・予定ページ数・自由投稿枠か特集枠のどちらの投稿を希望されるかをお知らせください。

※多くの学会員の投稿を受け付けるため、頁数等は既刊『南島考古』に掲載しています投稿規程に沿ってご投稿いただきますようお願いします。

※なお、エントリー多数の場合は、42号での掲載などをご相談させて頂くことがあります。あらかじめご了承ください。

島嶼研シンポジウム 先史時代種子島の謎(ご案内)

先史時代とはヒトが出現して文字が利用されるまでの時代を指す。先史学とは過去において文字を持たなかった人々の文化を研究する学問である。種子島においては約3万5000年前から8世紀までが先史時代ということになる。1970年代以降の高度成長期に伴い、遺跡の発掘件数が激増し、日本列島の先史時代のベールが次々と剥がされた。種子島においても同様に近年の発掘調査により、この島にいつヒト(Homo sapiens)が登場し、どのような文化があったのかが明らかになりつつある。例えば種子島においては縄文時代から古墳時代にかけて、「ある時期」を除いて、鹿児島を含む南九州から強い影響を受けた時代・文化が存在したことが判明している。

本シンポジウムでは、この「ある時期」を「謎」の時期として焦点を当てたい。このある時期とは「弥生時代後半から古墳時代」である。この期間、鹿児島(南九州)とは異なり、独自の土器文化が種子島で成立している。種子島のこの時期における最大の「謎」はこの島で暮らした人々の生業(何を主に食していたか)である。目と鼻の先にある南九州では弥生時代前期にはすでに稲作農耕が導入されていた。大隅諸島の南に位置する奄美・沖縄諸島では8世紀から12世紀に農耕がひろまったことが明らかになっている。この奄美・沖縄諸島の農耕は北からもたらせており、種子島・屋久島をそのルートとして拡散したのである。では、種子島(大隅諸島)の状況はどのようなものであったのであろうか。

この問いの答えをより一層理解するために、本シンポジウムでは4つのテーマについて考察する。まず、奄美・沖縄諸島における農耕の始まりについて。つぎに鹿児島を含む南九州における農耕の起源とひろがりについて。種子島の北と南における状況を紹介したのち、この時期における種子島の生業を土器圧痕分析と出土遺物の分析をもとに検証する。

 

会場:西之表市民会館301会議室(西之表市西之表7600)

中継会場:①鹿児島大学国際島嶼教育研究センター(鹿児島市郡元1-21-24、総合教育研究棟5階)、②鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室(奄美市名瀬港町15-1、奄美群島大島紬会館6階)

オンライン:Zoom

主催:鹿児島大学国際島嶼教育研究センター

後援:西之表市、中種子町(予定)、南種子町

沖縄考古学会10月定例会のお知らせ

2021年度10月の定例研究会を下記の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2021(令和3)年10月15日(金)午後7:00~
場所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室
タイトル:「豊見城グスクの発掘調査について」
発表者:宮城良真(豊見城市教育委員会)
参加費:無料(別途資料代として100円)
開催にあたっては、「新型コロナウイルス感染症にかかる沖縄県主催イベント等実施ガイドライン」に基づき、以下の対策を講じます。当日は体調不良な方、過去14日以内に感染拡大地域に訪問歴がある方は、参加をご遠慮ください。
・入場時の消毒と体温測定 ・座席の間隔確保 ・換気と消毒の徹底
・マイクによる接触感染等を防ぐため質疑応答は実施しない
・感染者発生時に備えた名簿作成の協力依頼(氏名・連絡先)
定例会終了後、役員会を開催します。役員の皆様はご参加のほど宜しくお願いします。
お問合せ先
沖縄県中頭郡西原町字上原193-7
沖縄県立埋蔵文化財センター内
担当 亀島慎吾 具志堅清大 吉田健太
電 話:098-835-8752
Email:gshkense@pref.okinawa.lg.jp (具志堅)

沖縄考古学会HP:http://nanto-ko-ko.org

博物館文化講座「沖縄の貝塚と貝類」のお知らせ

沖縄県立博物館・美術館では、企画展「海とジュゴンと貝塚人」の関連イベントとして、以下の通り文化講座を開催しますので、ご案内いたします。

博物館文化講座「沖縄の貝塚と貝類」

講師:黒住耐二氏(千葉県立中央博物館)

日時:2021年10月16日(土)14:00~16:00(開場13:30)

会場:沖縄県立博物館・美術館 講堂

参加方法:要予約・申込受付期間:2021年09月16日(木) ~ 2021年10月16日(土) 電話・来館にて受付

参加費:無料

イベント参加にあたってのお願い
当日のご参加の際には下記にご協力ください。

1.ご自宅で必ず検温をお願いします。
2.マスクを着用してください。
3.入場の際に手指の消毒をお願いします。
4.会場にて健康状態申告書の記入にご協力ください。
5.新型コロナウィルス接触確認アプリ(COCOA/RICCA)の活用をお願いします。
6.感染防止のため、ワクチン接種または事前のPCR等検査のご活用をお願いいたします。

企画展「海とジュゴンと貝塚人ー貝塚が語る9000年のくらしー」のご案内

沖縄県立博物館・美術館では、以下のとおり企画展「海とジュゴンと貝塚人ー貝塚が語る9000年のくらしー」を開催いたしますのでご案内いたします。

 

企画展「海とジュゴンと貝塚人ー貝塚が語る9000年のくらしー」

会 期:2021年10月15日(金) ~ 2021年12月05日(日)
会 場:沖縄県立博物館・美術館 特別展示室
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 500円(400円)、小・中学生 200円(160円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※ 障がい者手帳か療育手帳をお持ちの方と介助者の方1名は無料
【プレイガイド】
ミュージアムショップゆいむい(沖縄県立博物館・美術館内)、ローソンチケット(Lコード 81546)
※前売券は、2021年10月14日(木)まで販売

開館時間:9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日

主催:沖縄県立博物館・美術館
共催:うるま市教育委員会
後援:沖縄県教育委員会 沖縄考古学会 日本動物考古学会 沖縄タイムス社 琉球新報社 NHK沖縄放送局 沖縄テレビ放送 琉球放送 琉球朝日放送 ラジオ沖縄 FM琉球

『南島考古』40号の頒布開始しました‼

お待たせしました。2021年度刊行の『南島考古』40号ですが、このたび頒布を開始しました。ぜひお買い求めのほど、よろしくお願いします。

『南島考古』第40号

  • 価格:1,500円(会員価格:1,200円)
  • 刊行年月日:2021年7月26日
  • 体裁:B5判/90頁
  • お問い合わせ
    ①沖縄考古学会事務局:TEL:098-893-9028(沖縄国際大学 宮城研究室)
    ②『南島考古』編集部会:nantokoko.hensyu@gmail.com

 

 

 

 


目 次

〈追悼文〉

  •  嵩元政秀先生のご逝去を悼んで(上原 靜)

〈論 文〉

  • 「野国貝塚群B 地点出土イノシシ類の年齢構成と性比について」(新美倫子・盛本勲)
  • 「縄文時代後期~晩期における奄美・沖縄諸島でみられる有溝砥石について」(奥平 大貴)
  • 「縄文時代の南薩地域における南島交流」(新垣 匠)
  • 「奄美大島安良川遺跡出土土器群の編年的位置づけの再検討」(與嶺 友紀也)
  • 「南島における鉄器生産の開始と普及について」(川口 雅之)
  • 「首里城正殿の遡源とその象徴性―発掘調査成果からの検証―」(山本 正昭)
  • 「 首里城跡―銭蔵東地区―(石積みⅠ内第Ⅲ層)における・貝小片・金属製品・砥石に関する一考察」(木野 沙央里)
  • 「台湾中部番仔園文化の埋葬風習から見た先史人の交流」(何傳坤・閻玲達(山崎真治(訳)))

〈書 評〉

  • 恩納村史編さん委員会編『恩納村史 第2巻 考古編』(評者:大堀 皓平)
  • 高宮広土著『奇跡の島々の先史学-琉球列島先史・原史時代の島嶼文明』(評者:具志堅 亮)
  • 石井龍太著『ものがたる近世琉球 喫煙・園芸・豚飼育の考古学』(評者:新垣 力)
  • 上里隆史・山本正昭編『沖縄の名城を歩く』(評者:石井 龍太)