沖縄考古学会公式ホームページ

沖縄考古学会の公式ホームページです。沖縄で考古学研究を行う団体です。

TEL.(098)895-8276・8270
沖縄県 西原町 字千原1番地
琉球大学法文学部考古学研究室

ニュース

2025年度 沖縄県南城市サキタリ洞遺跡の発掘調査について(お知らせ)

このたび沖縄県立博物館・美術館では、港川人をはじめとする旧石器時代の人類化石が多く発見されている沖縄県の地理的特性をふまえ、さらなる発見をめざして下記のとおり南城市サキタリ洞遺跡の発掘調査を計画しておりますので、お知らせいたします。期間中、ご指導、ご鞭撻を 賜りますようお願い申し上げます。

                     記

1.場所:サキタリ遺跡 (南城市玉城字前川小字浮花原202、203、204 番地ほか)
(おきなわワールド隣接 ガンガラーの谷 内) ※別紙地図参照

2.調査期間:令和7 年11 月17 日 (月)~令和7 年11 月30 日 (日)
※天候等により休止の場合もありますので、見学希望の場合は、必ず事前に担当まで
ご連絡ください。

3.調査主体:沖縄県立博物館・美術館

4.調査協力:国立科学博物館、株式会社南都(おきなわワールド、ガンガラーの谷)、南城市教育委員会

5.連絡先:沖縄県立博物館・美術館 博物館班 山崎真治
〒900-0006 那覇市おもろまち3丁目1番1号
Tel. 098-851-5401 Fax. 098-941-3650

 

※画像をクリックすると拡大します。

沖縄考古学会10月定例研究会のお知らせ

2025年度(令和7)10月定例研究会を下記の内容で行います。 

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日 時:2025(令和7)年10月17日(金)午後7:00~

題 目:台湾における銭貨研究の現状と課題 

発表者:仲程祐輝(琉球大学大学院 地域共創研究科) 

場 所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室

〇 今月の定例研究会は、対面+Zoomを利用したハイブリッド開催となります(zoomは会員限定)

沖縄考古学会9月定例研究会について

2025年度(令和7)9月定例研究会を以下の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日 時:2025(令和7)年9月19日(金)午後7:00~

題 目:内間村跡発掘調査速報

発表者:山田浩久(西原町教育委員会文化課)

場 所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室

〇 今月の定例研究会は、対面+Zoomを利用したハイブリッド開催となります(zoomは会員限定)

2025年度(令和7)8月定例研究会

2025年度(令和7)8月定例研究会を下記の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  •  日 時:2025(令和7)年8月15日(金) 19:00~20:00
  •  題 目:徳之島におけるグスク土器の編年及びその始まりについて
  •  発表者:與嶺友紀也(伊仙町教育委員会) 

※今回は会員限定のオンライン(Zoom)開催のため、会場での開催はございません。あらかじめご了承ください。

2025年度(令和7)7月定例研究会

2025年度(令和7)7月定例研究会を下記の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日 時:2025(令和7)年7月18日(金) 午後7:00~
  • 題 目:国場前原遺跡の発掘調査報告

  • 発表者:天久瑞香(那覇市文化財課)

  • 場 所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室

◎対面+Zoomを利用したハイブリッド開催となります。

※Zoom参加は、会員に限ります。

5月定例会のお知らせ

2024年度(令和6)5月定例研究会を下記の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日 時:2025(令和7)年5月16日(金) 午後7:00
  • 題 目:浦添市指定史跡「沢岻イリヌカー」の発掘調査について

  • 発表者:仁王浩司(浦添市教育委員会文化財課)

  • 場 所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室

◎対面+Zoomを利用したハイブリッド開催となります。

※Zoom参加は、会員に限ります。

4月定例会のお知らせ

2024年度(令和6)4月定例研究会を下記の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日 時:2025(令和7)年4月18日(金) 午後7:00
  • 題 目:隆帯文系土器の基礎的研究
  • 発表者:仲里有佑理(沖縄国際大学卒業生)
  • 場 所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室

◎対面+Zoomを利用したハイブリッド開催となります。

※Zoom参加は、会員に限ります。

沖縄考古学会総会及び研究発表会の案内

2025(令和7)年度 沖縄考古学会総会並びに研究発表会の開催について

沖縄考古学会の2025年度総会並びに研究発表会を下記日程のとおり開催しますので、お知らせします。今年度は、九州考古学会と合同で下記のテーマで予定しております。

「(仮)戦跡考古学の現在(いま)

○主  催:沖縄考古学会
○日  時:令和7年【1日目】6月7日(土)11:00~17:30【2日目】6月8日(日)9:30~12:00

○会  場:琉球大学文系講義棟215教室

詳細は下記(本HPスケジュールからご覧ください)

スケジュール | 沖縄考古学会公式ホームページ

 

沖縄考古学会3月定例会(卒論・修論発表会)

2024年度(令和6)3月定例研究会を下記の内容で行います。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  • 日 時:2025(令和7)年3月21日(金) 午後7:00
  • 題 目:沖縄諸島における備前焼の消費様相
  • 発表者:金城ゆりあ(琉球大学国際地域創造学部4年生)
  • 場 所:沖縄県立埋蔵文化財センター 研修室

◎対面+Zoomを利用したハイブリッド開催となります。

※Zoom参加は、会員に限ります。

【新刊案内】島袋春美考古学論文集『南島骨貝文化の考古学』刊行のおしらせ

2024年12月14日付けで、島袋春美考古学論文集『南島骨貝文化の考古学』が刊行されましたので、お知らせします。お求めについては沖縄文化社までご連絡ください。

B5版 並製本 本体モノクロ341頁・口絵16頁カラー

6,500円[税込]

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タイトル:島袋春美考古学論文集『南島骨貝文化の考古学』

編集:島袋春美考古学論文集編集会

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書籍の概要:

50 年以上にわたり奄美・沖縄の貝塚とそこから発見される骨貝製品の研究をライフワークとされてきた、島袋春美氏による沖縄先史時代の骨貝製品研究の集大成となる著作集(32篇の著作を収録)。地道なデータ収集、整理報告にもとづく実証的な考古学研究は、骨貝製品研究の礎として高い評価を受け、とりわけ蝶形骨製品に関する一連の研究は、沖縄の貝塚文化を語る上で欠くことのできないものとなっています。ぜひお求めください。

 

内容:

巻頭カラー図版16頁(うち蝶形骨製品・獣形貝製品等、骨貝石製品の原色写真13頁)

第Ⅰ部サンゴ礁の貝類利用

・第1章 沖縄貝塚時代の骨角貝器

・第2章 南島から見た貝の交易1

・第3章 供給地からみた貝交易―嘉門貝塚出土の貝殻集積―

・第4章 貝製品からみた奄美・沖縄地域の交流史

・第5章 貝種別に見る奄美・沖縄諸島の貝製品

・第6章 遺跡別に見る奄美・沖縄諸島の貝製品

・第7章 サンゴ礁地域(沖縄諸島)における貝製品素材の意識性-沖縄本島中部東岸地域の例から-

・第8章 先史時代の貝類利用-奄美・沖縄諸島を中心に-

・第9章 琉球列島出土のヤコウガイの利用について-出土遺跡の集成-

 

第Ⅱ部奄美・沖縄の骨貝製品利用

・第1章 具志川市隅原遺跡その後の資料

・第2章 化石サメ歯製品について

・第3章 沖縄・奄美における「骨製品」と「模造品」について

・第4章 崎樋川貝塚採集の貝製品について

・第5章 北谷町浜川ウガン遺跡の採集資料について

・第6章 イノシシ製利器(骨錐)の検討(予察)

・第7章 資料紹介恩納村熱田貝塚出土の骨製品

・第8章 装身具と心

・第9章 奄美・沖縄諸島における海獣骨の利用-伊礼原遺跡・古我地原貝塚の出土例から-

・第10章 奄美・沖縄諸島における海獣骨の利用-その2-

 

第Ⅲ部蝶形骨製品と獣形貝製品

・第1章 いわゆる「蝶形骨器」について

・第2章 蝶形骨器の成立と形態変遷-追加資料を加えて再検討-

・第3章 蝶形骨製品-追加資料その2-

・第4章 コラム蝶形骨製品

・第5章 いわゆる「獣形貝製品」について

・第6章 鹿児島県出土の獣形軽石製品について

・第7章 蝶形骨製品と獣形貝製品に見る沖縄先史人の精神性

・第8章 コラム伊礼原遺跡の骨貝製品

 

第Ⅳ部漁網錘の民族誌考古学

・第1章 県内出土の「タカラガイ製品」について

・第2章 奄美・沖縄諸島における漁網錘の形態的研究(その1)-民俗事例の漁網錘の形態的検討-

・第3章 奄美・沖縄諸島における漁網錘の形態的研究(その2)-研究史-

・第4章 奄美・沖縄諸島における漁網錘の形態的研究(その3)-考古資料の検討-

・第5章 奄美・沖縄・先島諸島のタカラガイ利用

 

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