沖縄考古学会の2017年度総会並びに研究発表会を下記日程のとおり開催しますので、お知らせします。今年度の研究発表会は本会初代会長を務められた故高宮廣衞先生の追悼として先生の土器研究を振り返り、今後の土器研究を展望する意味で「沖縄の土器文化の起源を探る」を統一テーマに報告及び討論を予定しています。
会員の皆様のご参加をお待ちしております。
日時:平成29年7月23日(日) 11:00~17:50
受付開始 10時30分~
総 会 11時00分~11時50分
研究発表会13時00分~17時50分
≪研究会の概要≫高宮廣衞先生の追悼として、先生の研究上でも重要な出来事でもあった南島爪形文土器の発見・研究を基点として、近年発見が相次いでいる南島爪形文土器より古手となる可能性のある土器について考える。これらの土器群は南九州の縄文時代草創期から前期に相当し、環境の温暖化と縄文海進が進んでいた時期でもあります。この時代の土器文化を周辺状況や自然環境を視野に含めつつ、これまでの研究と展開について考えることを企画いたしました。
≪基調報告≫(40分)
○上原 靜(沖縄国際大学)「高宮廣衞先生の土器研究とその意義(仮題)」
≪研究報告≫(各30分)
○上田圭一(パリノサーヴェイ)「縄文時代草創期から前期の自然環境について」
○伊藤 圭(宜野湾市教育委員会)「南島爪形文土器の位置づけ」
○山崎真治(沖縄県立博物館・美術館)「南島爪形文土器文化以前の可能性をもつ土器」
○今村結記(鹿児島県立埋蔵文化財センター)「南九州の縄文時代草創期~早期の状況」
≪遺跡調査報告≫(各20分)
○横尾昌樹(うるま市教育委員会)「ヤブチ洞穴遺跡発見の南島爪形文土器及び下層土器」
○具志堅亮「下原洞穴遺跡発掘調査概要」
≪総合討論≫(50分)
司会:大堀皓平(沖縄県立埋蔵文化財センター)
※会の終了後には、情報交換会を予定しています。参加の方は下記の事務局までご連絡ください。複数名でまとめてご連絡いただければ幸いです。
〈会 場〉沖縄国際大学 3号館303
住所:〒901-2701 沖縄県宜野湾市宜野湾二丁目6番1号
入場無料
<大会事務局>
沖縄考古学会2017年度大会実行委員会事務局:沖縄国際大学(上原 靜)
遺跡名として「ヤブチ洞穴遺跡」は、「藪地洞穴遺跡」です。訂正方お願いします。