2016(平成28)年度 沖縄考古学会総会
並びに研究発表会の開催について
沖縄考古学会の2016年度総会並びに研究発表会を下記日程のとおり開催しますので、お知らせします。今年度の研究発表会は琉球陶器誕生400年を記念して「16~17世紀の沖縄における窯業の展開とその背景」を統一テーマに報告及び討論を予定しています。会員の皆様のご参加をお待ちしております。
<日程>
日時:平成28年7月2日(土) 11:00~16:30
受付開始 10時30分~
総 会 11時00分~11時50分
研究発表会 13時00分~16時30分
<会場>
沖縄県立埋蔵文化財センター
住 所: 〒903-0125 沖縄県中頭郡西原町上原193−7
電 話: 098-835-8751
入場無料但し、資料集は実費徴収します。
【連絡先・情報交換会参加申込み】事務局:後藤雅彦
<研究発表会>
2016年は薩摩から招聘した朝鮮人陶工が湧田村で陶器生産を開始したとされる1616年から400年の節目となります。湧田窯跡ではこれまでの発掘調査により、瓦・瓦質土器・無釉陶器・施釉陶器などの様々な製品を生産した窯業遺跡であったことが判明しており、また生産技術についても、調査研究の進展により上記の説を裏付けるような成果が得られておりますが、不明な点も多く残されています。
そこで、今回の研究会は、特に17世紀に位置づけられる無釉陶器を中心に、16世紀代から存在する窯業製品(瓦・瓦質土器)及び近世薩摩焼の生産技術との関係や、同時期に出土する中国陶磁器との比較を行うことにより、16~17世紀の沖縄における窯業の展開とその背景について考える。
【発表予定者】
○石井龍太(城西大学)「16~17世紀の瓦にみる生産技術の変遷(仮題)」
○新垣力(沖縄県立埋蔵文化財センター)「瓦質土器から無釉陶器への生産技術の転換(仮題)」
○渡辺芳郎(鹿児島大学)「16~17世紀における薩摩焼の生産技術と琉球陶器への影響(仮題)」
○森達也(沖縄県立芸術大学)「16~17世紀における中国陶磁の生産技術(仮題)」
○総合討論
※会の終了後には、情報交換会を予定しています。参加の方は下記の事務局までご連絡ください。複数名でまとめてご連絡いただければ幸いです。
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