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10月定例研究会(案内)沖縄の大陸系「磨製石斧」について

10月定例研究会(案内)沖縄の大陸系「磨製石斧」について

沖縄考古学会10月定例研究会案内
  2016年10月21日(金) 19:00~20:30
   於:県立埋蔵文化財センター研修室

発表タイトル:
  沖縄の大陸系「磨製石斧」について
発表者:下條 信行(愛媛大学名誉教授)
縄文晩期後半、韓半島南部より水稲栽培が伝わるが、その技術的基盤の一つとして、抉入石斧―扁平片刃石斧―鑿形石斧の片刃の加工石斧や石庖丁・石鎌の収穫具も伝来する。これらを大陸系磨製石器と言うが、在来の伐採石斧と組成して農耕発展に寄与し、やがて各地に拡散すると、上記組成からの脱落や変容が生じるが、それでも水稲栽培は可能で、石器組成も再び元に戻っても行く。沖縄にも大陸系の鑿形石斧や柱状片刃石斧が出土している。これらを農耕がらみで評価しようとするなら、①組成論として位置付けられるか、②他の石斧の型式発展の度合いの評価が肝となる。

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